上 Peter Paul Rubens『Four Studies of a Head of a Moor』1614
1.
2.バーントアンバーで描き始めます
3.中間色はバーントシェンナ、ホワイト、ライトレッドを用いました
4.イエローオーカーで全体を調節し、ブラックで目鼻立ちを描きおこします
5.肌はさらにバーミリオンやネイプルスイエローを混ぜ描いていきます
6.肌は茶褐色や赤褐色の色に加えて、ブラックとホワイトを混ぜたグレイで塗っていきます
これで全体の調子(トーン)は整いました。ここからハッチングなどのタッチで細部を描いていこうと思います。
顔の形体に伴う陰影の変化は繊細で、肌の赤みやグレイを用いた描き方には試行錯誤を繰り返しました。ルーベンスのこの作品は習作で、薄塗りで手早く描かれたことを考えると驚愕です。
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